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「もうやめる、うちの教室で学習していても意味がないってお母様に言われてしまったんです。」

とある先生からこんなお悩みを聞きました。

「で、どうしたんですか?その子?」と聞くと、

「ああ、今月末で退会します。」と先生。

「辞める」というワードは、教室経営をしている者にとってかなり「刺激的な」言葉です。

その前に、電話がかかってきて「ちょっとお話したいことがあるんですけど・・・」なんて言われた日には、「アアアアアアアアアア。辞めてしまううううウウウウウウ。」と冷静な声をキープしながら心の中は大嵐。こんな経験がある方は少なくないと思います。

「辞める」と言われたら、その生徒さんの学習人生は本当に終わりでしょうか?

「ホントのところ」はどう思っているのでしょうか?

いやいや、はっぴー先生、だから「辞める」って言ってるんだから、「辞める」んですよ。

誰かが、何かを辞める。と言い出した時に、教室経営者ができることはたくさんあります。

「辞める」の言葉の裏の裏にある、その生徒さんや保護者さんが抱えている「ホントのところ」を質問してみてはいかがでしょうか?

質問や、そのやり方は色々あるのですが、その中でもひとつ、お伝えできることと言ったら、

「辞めちゃいけない!」と言わないこと。です。

コンサルや研修の中で常々お伝えしていることですが、人が何かをすることを「ストップ」させる言葉や行動は、この場合あまり効果がないんです。

例えば、公共のトイレに入った時に、

「次に使う人が迷惑します。トイレは綺麗に使ってください。」

とか

「トイレを長時間使用することはやめてください。」

などという文言は、かえってその行動を助長するものです。

おそらく見たことのある方もいらっしゃると思いますが、

「いつもトイレを綺麗に使ってくださり、ありがとうございます。」

なんて言葉をみると、不思議とその通りに行動してくれる確率が上がるんですよね。

コミュニケーションって面白いです。

他にも色々な言葉の投げかけ方があるんですよ♪

そして、1番大事なのは、

「可能性が限りなくゼロに近いとしても、あきらめない」ことです。

目の前の壁を乗り越えられないと、簡単にあきらめていませんか?